鑑別診断/点状出血・斑状出血
点状出血・斑状出血
点状出血（Petechiae）と斑状出血（Ecchymoses）の原因
血小板減少によるもの
- 血小板産生低下
- 薬剤性・・・免疫抑制剤、抗癌剤、クロラムフェニコール、エストロゲン、フェノバルビタール、サルファ合剤
- 感染症・・・エールリヒア、FeLV、FIV、播種性ヒストプラズマ症
- 骨髄癆
- 骨髄線維症
- 免疫介在性疾患・・・抗巨細胞性
- 血小板破壊の増加
- 免疫介在性血小板減少症・・・原発性、続発性（感染、腫瘍、ワクチン、薬剤性）
- エールリヒア症
- 血小板消費の亢進
- 血小板性血管凝固症候群
- 血管炎・・・リケッチア、レプトスピラ、エールリヒア、FIP
- 腫瘍・炎症・免疫介在性疾患・薬剤反応によるもの
血小板の異常によるもの
- 遺伝性
- ペルシャ猫のチェディアック東症候群
- バセットハウンド、スピッツなど
- 薬剤性・・・アスピリン、セファロチン、アセプロマジン
- 全身性疾患・・・尿毒症、肝臓病
- 造血疾患・・・免疫介在性血小板減少症、骨髄球増殖異常、リンパ球増殖異常、蛋白異常血症（多発性骨髄腫）
血管異常によるもの
- 血管炎
- 副腎皮質機能亢進症
- 蛋白異常血症
