臨床フローチャート
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臨床のフローチャート
鑑別診断と共に用いる確定診断と治療方針への道標です。診断があって、どのように治療していくのか、という手順がわからないことには治療ができません。
動物病院に行って、診断を付けてくれない先生がたまにいますが、飼い主さんは、必ず診断名を確認しましょう。ごまかす病院には行かない方がいいです。わからない場合は、「わからない、可能性としてはこれとこれ」という風に答えてくれる病院なら大丈夫です。
- フィラリア症(犬糸状虫症)
- 心雑音と心室頻拍・心房細動
- 心臓に関わる内容として、心雑音には、心室頻拍、心房細動の際の対処も記載してます。心室頻拍や心房細動は心電図の変化を捉えなくてはなりません。臨床現場で心電図をちゃんと読める獣医師はほとんどいないでしょうね。私は専門だったので、それだけはちょっと得意です。
- ショック・心肺停止・敗血症
- 心肺停止や循環血液量の低下、肺血症によるショックも含めて記載してます。
- 出血性疾患
- 点状出血や斑状出血、出血をしている症例、播種性血管内凝固(DIC;Disseminated Intravascular Coaglation)について記載してます。
- 呼吸器症状
- 呼吸器の異常から、窒息、喘息、呼吸困難、呼吸窮迫、肺炎 の場合の臨床手順です。
- その他、循環器や呼吸器に関連した症状が起こる場合について
消化器系の疾患に関する診断手順の確認です。
- 栄養補給・・・先ずは食べること
- 唾液腺粘液嚢腫・食道運動障害
- 嘔吐・下痢・便秘・閉塞・巨大結腸症
- 黄疸
- 腹膜炎・急性腹症
- 急性腎不全・慢性腎不全・糸球体腎炎
- 前立腺炎
- 蛋白尿・尿石症・尿腹症・尿崩症・尿路感染
- 猫の下部尿路疾患・不適切な排泄
- 特に猫の下部尿路疾患については発生頻度も高く、重篤な病気になることも多いので注意しましょう。
- 多飲・多尿
腫瘍性疾患に関して
その他